12:50-14:20
90分
あなたの職場に、こんな「困った」はありませんか? 毎月の手作業の集計、何度も来る同じ問い合わせ、Excelに埋もれた台帳「これ、AIでなんとかならないの?」と一度は思ったことがあるはず。でも、いざAIに頼もうとすると言葉に詰まる。それは当然です。AIは察してくれない、動かすには「業務仕様」が必要だからです。
しかも、本当に難しいのはその先にあります。表面に出てくる「困りごと」は、たいてい本当の問題ではありません。それを引き起こしている因子を特定し、解決できそうなアイデアを高速にプロトタイピングして、実際に見せながら本当のニーズを引き出していく。 この一連の動きこそが、現場で価値を生む鍵です。
民間では今、これを体現する「フォワードデプロイドエンジニア(FDE)」という現場に深く入り込み、AIを使って解決策を高速に形にする働き手が、求められる存在になっています。その本質はコードを書くことではなく、現場の困りごとを誰よりも理解し、AIや他者と協働しながら困りごとの原因と解決策を「仕様」に翻訳する力にあります。これを自治体・公共領域でやる人を、私たちは「庁内FDE」と呼んでみたい。
このワークショップのミッションはシンプルです。現場の「困った」を解決するプロトタイプの開発に向けてAIが動ける仕様に変換せよ! 議論を聞くのではなく、参加者一人ひとりが手を動かす体験型のセッションです。現場の「困った」の背景を掘り下げ、グループで問いを深めながら、AIにお願いできる仕様書の形にまで落とし込みます。プロトタイプを完成させる必要はありません。ゴールは、持ち帰ってすぐ自分で形にできる「仕様書」を1枚つくること。完成した仕様は、後日バイブコーディング等でみなさんの手で形にしていけます。
「庁内FDEとは何か」の答えを、私たちも持っているわけではありません。みなさんと一緒に、手を動かしながらその輪郭を描く探索的なセッションです。
Speaker

一般社団法人コード・フォー・ジャパン
理事/エンジニア
大学在学中にフリーランスエンジニアとして、複数のスタートアップで立ち上げ時期の開発を担いソフトウェア開発者としてのキャリアをスタート。2022年からCode for Japanにて、偽情報対策やスマートシティ/データ連携基盤、オープンデータ利活用、気候変動対策など幅広いプロジェクトに参加し、プロトタイプ開発やシビックテックコミュニティの醸成を行っている。現在は新規AIサービスの開発や組織内のAI環境の構築と利活用推進をリードしている。

一般社団法人コード・フォー・ジャパン
スタッフ
Code for Japanのフォワードデプロイドエンジニア(FDE)として、全国の基礎自治体の現場に入り込み、生成AI・AIエージェント活用の伴走支援とPoC開発を推進。ローカルLLMやワークフロー自動化など、業務に根ざした実装で自治体のDX/AXを支える。職員の裾野を広げるAI活用と、市民裨益につながる仕組みづくりを追求している。