13:50-14:30
40分
web3技術は個人やコミュニティが自ら経済圏や協働の仕組みを生み出す可能性を広げています。社会的な注目の浮き沈みが激しい領域である一方、現場では着実な実践が積み重ねられています。本セッションでは、Paramita共同代表の林篤志氏、デザインリサーチャーの隅屋輝佳氏が登壇します。林氏は「Local Coop」「SINRA」「Nishikigoi NFT」などを通じ、多様な個人やセクターでともにつくる新しい社会システムの実現に向けて活動しています。隅屋氏は多元的なガバナンスやケアの観点から、人と自然の関係性を再設計する実践を重ねています。政府や行政だけでは維持が難しくなった公共財を支えるために、3人の実践者がweb3を活かした暮らしと共助の新たなあり方を議論します。
Speaker

Code for Japan
エンジニア
Code for Japan エンジニア / Senspace Co-Founder CTO 慶應義塾大学大学院 政策メディア研究科修了 2018年から在学中にフリーランスエンジニアとして、主にスタートアップの立ち上げ時期の開発を行う。 2022年からCode for Japanにて、偽情報対策やweb3、データ連携基盤(都市OS)、オープンデータ、気候変動対策に関するプロジェクトに参加し、プロトタイプ開発やシビックテックコミュニティの醸成を行っている。 2024年から、新しいSNSのフォーマットである、みんなでつくるデジタルスクラップブックアプリを開発するSenspaceでCo-Founder CTOを務めている。

デザインリサーチャー
青年海外協力隊、NPO法人でのオープンイノベーション推進業務などに従事。 慶應大学SDMにてマルチステークホルダーによるルールメイキングについて研究し修士号取得。その後、自身の団体や世界経済フォーラム第四次産業革命日本センターにて、ひらかれた自律分散的なガバナンス、アジャイルガバナンスを推進する。人類学者エスコバルの多元世界と巡りあってから、ケアやマルチスピーシーズをキーワードに、自然との新たな関わり方、多元的なガバナンスのあり方を模索する

paramita
共同代表
自治体、企業、起業家など多様なセクターと協働し、新たな社会システムの構築を目指して活動。ポスト資本主義社会を具現化するための共同体OS「Local Coop」、デジタルアートの保有を通じて気候変動問題の解決に取り組む「SINRA」、過疎地におけるデジタル関係人口を創出する「Nishikigoi NFT」など、多様なプロジェクトを展開中。