13:50-14:30
40分
前世紀に欧米都市の貧困地域では、外部支援に依存せず、地域に存在する資源や能力を活かし、住民自身の自立とエンパワーメントを目指す戦略として「Neighborhood Transformation(NX)」が提唱され様々な活動が推進されています。 本ワークショップでは、このアイデアを日本の地域課題に応用した具体的な活動として、地域電子掲示板サービス「ためまっぷ」を活用したコミュニティ変革の実践を紹介します。さらに、参加者が自らの地域における活動や各種情報をまとめ、それを「ためまっぷ」に投稿・可視化・共有するデモを体験していただきます。続いて参加者は小グループに別れ、今各地域で必要とされるNXは何かを議論し、地域の情報共有とエンゲージメントを活性化するツールの一つとして「ためまっぷ」を活用した、NXの具体的アクションのアイデアを議論し、成果を共有するプロセスを体験していただくことで、単なる活動紹介にとどまらず、参加者自身が地域の社会課題を考え解決する「ソーシャルR&D」の一端を体験する場を提供します。 理論・事例・デジタル体験・共創を一体化した内容により、各自が自地域で小さな変革を起こすための具体的な一歩と、全国の仲間とのネットワークを得られることを目指します。
Speaker

ためま株式会社
COO
広島、ベルギー、ボスニアなど多拠点で遊牧中。音大卒業後、社会福祉協議会での被災地コミュニティ支援経験から、ためまっぷで「NX=NeighborhoodTransformation」を行う。国連UNOPS P(ドイツ/イギリス/スウェーデン/デンマーク等15地域)、経産省J-StarX P(シリコンバレー)などに採択され、「社会的孤立のない地域づくり」を推進中。音楽イベントサイトOtoHubも運営。

ためま株式会社
代表取締役
広島生まれ、神戸在住。GISの開発や米国NYでのフリーランスSEの後、子育て期の社会的孤立の原体験と東日本大震災をきっかけに、2014年に会社設立。事業の事例実績と社会性が評価され、広島県知事賞や総務省地域力創造アドバイザー認定など、受賞・採択歴は20件以上に及ぶ。近年は、国連機関に支援採択、特許庁「I-OPEN PROJECT」採択。2025年関西万博の特許庁サイト全国14社に選出。