13:50-14:30
40分
持続可能な地域社会の実現には、行政の「仕事(A面)」だけでなく、市民一人ひとりの「暮らし(B面)」から生まれる活動が不可欠です。本セッションでは、Code for Japanが継続的に関わる兵庫県豊岡市を舞台に、住民が主体となる「コミュニティ配送」や、多世代が参加する「豊岡ハッカソン」といった具体的な取り組みを紹介。Re:public共同代表の市川氏や、豊岡でのまちづくりDXの実践者である青柳氏と小谷氏を迎え、Code for Japanが専門家や越境者として、いかにこれらの共創を伴走支援してきたのかを深掘りします。活動を通じて生まれた住民や市職員のマインドの変化にも触れ、仕事と暮らしの垣根を越えてまちづくりに関わるためのヒントを提供します。
Speaker

Code for Japan コンサルタント、神戸大学V.School 客員准教授
国内大学院修了後、家電メーカーで半導体設計等に従事したのち退職。フィンランドAalto大学に留学しサービスデザインを学ぶ。帰国後に神戸市役所で任期付き専門官として働き方改革に従事する。現在、一般社団法人Code for Japanに所属し、GovTech・スマートシティ領域で活動中。また神戸大学V.School客員准教授や、合同会社元神戸製作所の代表も務める。

一般社団法人ちいきのて
職員
大学卒業後埼玉県にて高校教員として勤務。2014年に豊岡市の第一号地域おこし協力隊として着任。2017年に卒隊し、そのまま定住。2017年~2020年まで、地域コミュニティ組織の職員として働き、2020年より、地域コミュニティ組織と行政をつなぐ中間支援組織として活動し始め、2021年に法人化し現在に至る。地域運営組織の「中の人」もやったことがある強みから、事務方の小さい相談事から事業実施における支援まで幅広くカバーしている。

豊岡市役所
職員
2020年度から豊岡市役所に入庁し情報推進課へ配属(後にDX・行財政改革推進課)、2025年度から窓口サービス課へ異動となり現在に至る。DX推進課では主に豊岡スマートコミュニティ推進機構(TSC)を担当し「デジタルを活用した交通安全教室」や、データ連携基盤の活用を目的とした「豊岡地方都市の暮らしハッカソン」など市民共創のプロジェクトに関わる。学生時代から地域づくりをライフワークとしており、2020年から「シン稽古堂塾」というシビックテック団体の運営に関わっている。

株式会社リ・パブリック
共同代表、デザインリサーチャー
広島市出身。慶應義塾大学大学院修了後、約10年間海外通信メーカーで研究・製品開発に従事。80カ国の暮らしの実態調査を企画し、生活者起点のイノベーションの視点を養う。2013年にリ・パブリックを創設。自治体のビジョンや総合計画の策定、まちづくりや事業づくりのプロジェクトに携わる。グローバルリサーチネットワークREACH日本代表。サーキュラーカンパニーfogの取締役や社会起業研究の講師も務める。