時間
15:30-16:10
プログラムの長さ
40分
会場
ウタント
地政学リスクが高まり、世界情勢が不安定化する中で、国家だけでなく市民社会の役割も問われています。小泉悠氏が立ち上げた「一般社団法人DEEP DIVE」は、衛星画像分析を含むOSINTを駆使し、危機をいち早く根拠とともに提示することをミッションとする非営利組織です。一方、Code for Japanが開発するBirdXplorerは、Xのコミュニティノートのデータを活用し、市民参加型で情報空間の分析と可視化を進めています。本セッションでは両者の具体的な取り組みを紹介し、研究と社会実装をつなぐ「Social R&D」の可能性を議論します。インテリジェンスや偽情報における非営利活動に関心を持つ参加者に新たな視点や活動のきっかけを提供します。
Speaker
小泉 悠

小泉 悠
一般社団法人DEEP DIVE
理事
1982年千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了(政治学修士)。民間企業勤務を経て未来工学研究所研究員として勤務する傍ら、外務省専門分析員、ロシア科学アカデミー客員研究員、国会図書館調査員などを歴任。2019年に東京大学先端科学技術研究センター特任助教となり、2022年より現職。専門はロシアの安全保障政策・軍事政策で、特に軍事思想、軍改革、核戦略など。
陣内 一樹

陣内 一樹
一般社団法人コード・フォー・ジャパン
副代表理事
早稲田大学大学院政治学研究科を修了。NECに入社し、大手キャリア向けシステム開発の事業部の事業計画に従事。2013年から2015年まで復興庁に出向し、福島県浪江町役場に勤務。2017年よりCode for Japanで、東京都新型コロナウイルス感染症対策サイトのプロジェクトマネジメントやコミュニティ運営などを担当。2023年からは偽情報対策に取り組む。